臨床検査技師の就職と転職 PR

【未経験】臨床検査技師30代から40代の転職は難しいのか【転職可能です】

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検査技師は30代や40代で転職できるのかなぁ。いい求人ないか探してみるか

臨床検査技師として働いていて、こう考えることはありませんか?

  • 給料がもう少し上げればなぁ
  • 休みが取りやすい職場が良いな
  • 人間関係をリセットしたい
  • 当直やオンコールが嫌だ
  • もっとスキルを上げるためにはどうしたらいいか
今でもほぼ毎日「給料どうにかならんのか」と考えています。

こういった悩みの場合、基本的には「スキルの習得」からキャリアアップ転職にて解決する場合が多いと思います。

しかしながら、実際にはそう簡単には事がすすみません。

僕もそうだったのですが、「未経験の仕事」に対して物凄く「恐怖」を覚えることはありませんか?

当時検査センター勤めだった僕の場合は、求人を見ていると

「エコー経験者歓迎」「採血可能な方優遇」

など、給料など良さそうな求人には大抵「自分が全くやったことのない業務内容の優遇」が書かれていました。
それを見ると決まって「だめだ、できない」と委縮してしまっていました。
結果、転職活動を諦めてしまい、ズルズルと時間だけが過ぎていってしまい、結局32歳で転職をすることになります。

この記事では、僕と同じような「未経験」の業務に委縮してしまう人に、実際は転職してどうなのかを、僕の経験と、30代40代で転職をした人が僕の検査室にもいるので、それらの話をしてみようと思います。

きっと「自信に繋がる」と思いますので、30代40代の臨床検査技師の方で転職に踏み切れない方は是非読んでみてください。

臨床検査技師の30代、40代の転職活動は可能なのか

結論からいいますと、「全く問題ない」と思います。

30代40代の転職について、なぜ転職を考えるのか、悩むポイントだったり、その解決法

僕や友人の転職経験など具体的に挙げて説明していこうと思います。

僕の妄想や空想じゃないのでご安心ください

30代、40代の臨床検査技師が転職を考える理由

キャリアアップを目指したい

  • エコーを習得したいのに中々上達しない。
  • 本当は病理がしたいのに、病理ができる施設が少ない。
  • 遺伝子検査に興味がある。

こういった「願望」はあるのに、今いる環境では実現が難しい場合に転職を考えることが多いと思います。

ワークライフバランスを重視したい

  • 20代の頃はがむしゃらに夜勤や当直をしてきたけど、30代になり、落ち着いた生活を送りたい。
  • 休日が取れる環境が欲しい
  • 子育てに力を入れたい

僕もそうでしたが、夜勤ばかりの人生は考えられませんでした。
仕事と生活のバランスを考えるようになります。

専門性を活かしたい

  • もっと高度なスキルを習得したい。
  • 専門医がいる、特化した環境に身を置きたい。

検査技師の仕事は「技術と経験」がものを言います。

30代、40代の臨床検査技師の転職が難しいと言われる理由

年齢による不安

これは僕も本気でずーーーっと思ってました。

  • 30代、40代になると、若い人たちと比べて体力や記憶力が落ちているのではないかという不安があります。新しい技術を習得できるか心配です。
  • 30代、40代と年齢を重ねるにつれて、企業から若手よりも経験豊富な人材を求められる傾向があるのではと、応募すること自体をためらってしまいます。

年齢については、若者では難しい、「培われた経験豊富、安定感」をアピールできますし、新しい環境に身を置いた際の「再教育やスキルアップへの意欲」を示すことができれば問題ありません。

実際この職業は「経験」が大半を占めるので、頭の記憶も当然大事ですが、体が覚えるまで繰り返し行うのがベストかと思います。さほど気にする必要はないと思います。

経験年数とキャリアのギャップ

  • これまでずっと大学病院で働いてきたので、一般病院の業務にスムーズに適応できるか不安です。
  • 専門分野を極めてきたため、他の分野の知識や経験が不足していると感じています。

こういった悩みを持つ方も一定数います。僕なんかからすると、「一つの分野を極限まで極めたスキル」ほど凄いことはないと思うのですが、逆に「それしかできない」と委縮してしまう方も実際にいます。

確かに「エコーは凄いけど、検体検査はまるでできない」「検体検査はできるけど、生理機能検査はできない」こういった方はうちの検査室でもほぼ全員該当します。

全てできる技師なんて、おそらく全体の1%未満の超レアキャラだと思うので、自分が持っているスキルに自信を持って、他は新しく吸収していけばよいと思います。

転職活動の経験不足

  • 転職活動は初めてなので、履歴書の書き方や面接対策が全くわかりません。
  • どの求人に応募すれば良いのか、自分に合った職場を見つけるのが難しいです。
  • 転職エージェントを利用したことがないので、どのように相談すれば良いのかわかりません。

これに関しては「臨床検査技師に特化した転職エージェント」を利用すれば全て解決します。通常の転職エージェントは正直おススメできません。

履歴書の書き方や面接対策もプロがサポートしてくれますし、自分の希望に合った転職先を探してくれるからです。

利用方法も簡単で、登録後に担当の方と転職条件などを伝えるだけでOKです。

必要なのは、「少しの勇気と行動力」だけです。

30代、40代の臨床検査技師が転職を成功させるためのポイント

自己分析をする

  • 現職でどのようなスキルに自信があるかを洗い出す。
    ⇒エコー、心電図、その他資格があると書きやすい(無くてもOK)
  • やりがいを感じることは何か、具体的なエピソードを交えて洗い出してみる。
    ⇒病気の早期発見に貢献できた話など
  • どんな環境で働きたいかを考えてみる
    ⇒チーム医療に興味があるなど、具体的な環境を考える

これらは一例にすぎませんが、上記のような内容を考えて見ると道が開けてくるかもしれません。

強みを明確にする

  • 専門知識・スキル
    ⇒「〇〇の検査なら誰にも負けません」という確固たる自信のある分野は何か。
  • 人物像
    ⇒今まで培ってきたスキルは、新人教育に充てる事ができます。また、自分は新しい事にもチャレンジしていきます。

30代40代の転職は、管理職も視野に入れてもいいくらいです。おそらく面接の時にもそおういった内容の話も出ると思います。

即戦力以外にも、チームの強化につながる人物だということを伝えないといけません。

転職を考えている施設のニーズを知る

例えば大病院の場合、30代以降の転職で求められるのは「新人の教育」だったりもします。もちろん、自身スキルアップで未経験の仕事もするのですが、できる内容は次の世代に引き継いでいく必要があります。
なので、そういった施設に行く場合は、新人の教育にも力を入れる必要があるということです。

また、小さい病院に行く場合に求められるのは「幅広い検査スキル」です。
一人で当直やオンコールの対応ができるように、最低限の検査スキルを要求されると思います。そういった事に対応できれば大丈夫なので、自分が考えている転職先はどういった所なのかを知り、そのニーズを調べていきましょう。

面接対策をしっかり行う

ぶっちゃけ「転職エージェント」に相談すれば解決するのですが、やはり自身の努力も必要です。学生の頃苦労した、面接対策を万全にしましょう。

  • 自己PR
  • 志望動機

ここに答えはあるようでないのが、就職・転職の面接です。「なぜここに来たいのか?」はほぼ確実に聞かれると思うので、「スキルの向上」「チーム医療に貢献」など、その施設のニーズに合った内容と絡めて発言するのが良いのではないでしょうか。

ある程度自身の考えをまとめ、エージェントの方に添削を依頼するのがベターかと思います。

転職エージェントを活用する

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 面接対策
  • 給与交渉

これらを売りにしている「臨床検査技師に特化した転職エージェント」はいくつかあります。
自分一人で考え込まず、プロに相談するのは有効な手段です。

転職成功事例紹介

検査センターから中規模病院へ転職した僕の場合

僕は新卒採用で検査センターに就職しました。検査センターは検体検査に特化していますので、生理機能検査はありません。僕の場合は以下の強みを活かして転職へ望みました。

  • 標準作業書の導入
    ⇒中規模病院で、手順書が無かった
  • 幅広い検体検査の知識の導入
    ⇒病院では外注(検査センター)に出す検査の知識の有効活用
  • 新しい検査技術の導入
    ⇒閉鎖された検査室に、外部の情報を流し効率化を図る
  • ライフワークバランスの大幅な改善(夜勤が無くなった)

施設にもよりますが、標準作業書がない病院も実はチラホラあったりします。公的な監査を受けておらず、簡単な手順書があることもありますが、ISO基準を満たすような手順書は全くなく、僕の経験を活かし作成しました。(非常に大変でしたが)
また、検査センターは新しい検査項目の導入や機器にも触れる機会が多く、それらは時に役立つ知識となります。

機器の導入経験や、検査項目の新規採用など、そういった局面で、検査センター時代の経験は非常に役に立ちました。検査項目も(必要量、採血管の種類)にも詳しいので、細かい所でその知識は役立ちます。

また、夜勤が無くなったおかげで、睡眠の質も上がり、毎日が健康的になった気がします。家族との時間も3倍以上増えたと思います。

僕の場合は上記の内容で、ある意味成功に感じるポイントがあったので、ここで紹介させていただきました。もちろん、転職をして苦労したこともたくさんあります。

しかし、生活スタイルも大きく変わり、今ではこのような記事を書くほどまで時間を得ることができました。

大学病院から中規模病院へ転職したAさんの場合

友人Aさんの体験談なのですが、Aさんはいわゆる「腹部エコー」の達人でした。

大学病院で、超音波専門医とチームで検査を行い、全国学会でもバリバリ発表をこなすようなまさに「スペシャリスト」です。そんなAさんですが、仕事と生活の両立を考え、中規模の病院に転職をします。

  • 桁外れなエコースキルで、病院の中でもずば抜けた戦力に
    ⇒大病院にはその道を極めた技師が何名かはいるかもしれませんが、検査技師の人数が数名の施設ではそのようなことはあまりありません。そんな中に際立ったスキルの持ち主が参入すると、それは大きな戦力(レベル)アップにつながります。
  • ドクターからも頼られる存在に
    ⇒非常に詳しい知識も併せ持っているので、ドクターが相談に来ることもしばしばあります。
    それだけ頼られたら、さぞ「やりがい、自己肯定感」を感じられるだろうなぁと、うらやましいです笑
  • 当直、学会からの解放
    ⇒大学病院ではそれらが必須でしたが、中規模病院では強制が無いため、生活に重点を置くことができるようになった。

やはり、検査技師はスキルと経験が大切なので、それらが際立っている技師はどこにいっても重宝されると思います。

給料などは据え置きで、ライフワークが改善された羨ましいい例です。
(僕もそうなりたい)

まとめ:30代、40代の臨床検査技師の転職はチャンスがたくさん!

経験と若さを両立できるチャンス!

30代、40代の臨床検査技師の方々、転職は決して遅くありません!
むしろ、豊富な経験と安定したスキルを活かせる絶好のチャンスです。若い世代にはない、熟練の技と幅広い知識は、多くの医療機関で求められています。また、これまでのキャリアで培ってきた責任感や問題解決能力は、どんな職場でも必ず活かされるでしょう。

新しいキャリアを築くチャンス!

検査技師としての経験は、医療業界だけでなく、様々な分野で活かすことができます。
例えば、医療機器メーカーで製品開発に携わったり、製薬会社で臨床試験のサポートを行ったりするなど、新たなキャリアパスが広がっています。30代、40代は、これまでの経験を基に、新しい分野に挑戦し、自分自身の可能性を広げる絶好のタイミングです。

ワークライフバランスを見直すチャンス!

仕事もプライベートも充実させたいという方は、ぜひ転職を検討してみましょう。
中小病院やクリニックでは、大学病院に比べて残業が少なく、ワークライフバランスを重視できる職場が多いです。
僕も夜勤と残業が無くなり、家族との時間を長くとることができるようになりました。

自分の強みを活かせる職場を見つけよう!

これまで培ってきた専門知識やスキルを活かして、あなたにとって最適な職場を見つけましょう。
転職エージェントの力を借りるのも一つの手です。あなたの強みや希望を伝えることで、あなたにぴったりの求人を紹介してもらえます。

一歩踏み出す勇気を!

転職活動は、新しい自分を見つけるチャンスです。最初は不安かもしれませんが、一歩踏み出す勇気を持って、積極的に行動してみましょう。あなたの経験とスキルは、きっと多くの病院や企業で歓迎されるはずです。