いきなりですが、臨床検査技師の国家試験はハッキリ言って範囲が広いです!笑
それでもって奥も深いw
頼むからこの国家試験を乗り切った勇者たちの賃金をもう少し上げてくれ・・・(切実)
さて、国家試験の勉強について
- 何から勉強したらいいかわからない
- 得点源を作りたい
こんな悩みを抱えている方、ほんと~~~~にたくさんいると思います。
この記事を読めばきっと悩みは解決すると思います。ぜひ読んでみてください。
臨床検査技師、国家試験の点数配分
まず、こちらをご覧ください。
近年の臨床検査技師国家試験の点数配分を調査しました。
- 検査総論:20点
- 医学総論:10点
- 臨床生理学:26点
- 臨床化学:32点
- 病理学:28点
- 血液学:18点
- 微生物学:22点
- 公衆衛生学:10点
- 医用工学:12
まず、自分の興味のある分野を考えよう
- 人によって得意不得意は違いますので、まず自分が何が好きなのかを考えてみましょう。
- 好きな科目がない人は、自分が進みたい進路について考えてみましょう。
さて、思いつきましたか?まず自分が得意と思っている科目、もしくは興味のある科目、あるいは就職してからやりたい分野の科目。
これらを洗い出してみましょう。
そして、まずはそこから徹底的に仕上げていきましょう。
まったくわからない!という方は現役検査技師である僕のおススメを見てみてください。
現役検査技師としてのおススメ分野
- 臨床生理学
- 血液学
- 臨床化学
この三つが特におススメです。
理由としては
- 臨床生理学⇒病院で働く場合必須だから!
- 血液学⇒検体検査の鬼門、血液像で必須の知識だから!
- 生化学⇒僕の得意分野で得点配分も多いから!←(?)
生理学
やはり生理学は必要でしょう。働き出してからも認定資格だったり、ルーチンでよくわからない症例に出くわしたり、永久に勉強は必須の分野です。
エコー、心電図、肺機能など働いてから外部精度管理でも毎年悩まされるくらいです。
こういった参考書は働き出してからも必ず必要になります。いまのうちに一度読むだけでも一生ものの知識となります。
血液学
血液学も熟練が必要となります。
授業でBlast(芽球)を習いますが、それを臨床で自信をもって報告できる技師はこの世に何人いることか。
僕の場合、Blast様と言えるのが限界です(笑)
多種多様な赤血球の形態や白血球の内部構造の観察。
検体検査をするなら必要となるでしょう。
生化学
化学は人気がありません!笑
僕は好きなのですが、知り合いの技師に好きだという人は一人もいません。
まぁ、化学免疫を10年間やてきたからっていうのもあるのですが、ハッキリ言って「慣れ」みたいのがあるんです。
「カブトムシは角がある」みたいな感じで、僕にとってはみんなが嫌がる化学の知識は当たり前みたいな感じになっています。
細かいことは覚えていませんが、それなりの経験した知識があるので消去法を使い、今でも国家試験は化学においては7割程度の得点は毎年とれています。
こういった入門書でまず「慣れて」いくのはいかがでしょうか。
あと、僕が作っている化学のまとめサイトもあります(参考程度にしてね)
専門分野を決めて、まず本を読む(教科書、専門書)
上に紹介した専門書でもいいです。
できれば、2~3日でバーッと読んでしまってください。
雰囲気をつかんだら次は過去問を見てみましょう。
過去問を解いてわからないところは専門書に戻る。
これを繰り返すだけで、必ず得意科目(得点源)は完成していきます。
得意分野は本を読む⇒問題を解く
もう説明したのでお分かりと思いますが、どうやって得意分野を作ったらいいの?という方は
- 得意な分野、興味のある分野を洗い出す
- 専門書、過去問集を用意する
- 専門書をバーッと読む
- 過去問をといてわからないところは専門書で確認する
- 3と4を繰り返す
これだけでOKです。
まずは受験1年前にでも、この手順で何か1科目作ってみてください。