臨床検査技師国家試験に向けて勉強していると、「今日はなかなか集中できない」「少し休憩するつもりが、気づいたら時間が過ぎていた」ということはありませんか?
国家試験の範囲は広く、臨床化学、臨床血液学、臨床生理学、臨床微生物学など、覚えることがたくさんあります。だからといって、長時間机に向かい続ければ効率よく勉強できるとは限りません。
大切なのは、疲れたときにうまく気分を切り替え、勉強に戻りやすい環境を作ることです。この記事では、臨床検査技師国家試験の勉強に疲れたときに試したい休憩方法7選と、休憩時間を長引かせないコツを紹介します。
休憩は勉強をサボる時間ではありません。次の勉強に取り組むための準備時間として、上手に活用しましょう。
臨床検査技師国試の勉強に疲れるのは珍しいことではない
国家試験の勉強では、単に用語を暗記するだけでなく、検査の原理や疾患との関連、選択肢の正誤理由まで理解する必要があります。
例えば、臨床化学で検査値の変動を覚えたり、臨床生理学で心電図や超音波の所見を理解したりするには、集中して考える時間が必要です。勉強を続けているうちに、次のような状態になることもあります。
- 同じ問題を何度読んでも頭に入らない
- 普段なら解ける問題で間違いが増える
- 参考書を開いているのに、別のことを考えてしまう
- 机に向かうこと自体がしんどくなる
- 休憩したいのに、休むと勉強が遅れる気がする
こうしたときは、気合いだけで乗り切ろうとせず、いったん勉強から離れてみましょう。休憩を取ることに罪悪感を持つ必要はありません。大切なのは、休んだ後に自分のペースで勉強を再開できることです。
国試勉強に疲れたときの休憩方法7選
机から少し離れて気分を切り替えるための具体的な方法を7つ紹介します。すべてを実践する必要はありません。今の自分の状態に合うものから試してみてください。
① 5〜10分だけ机から離れる
集中力が落ちてきたと感じたら、いったん参考書や問題集を閉じて、勉強場所から離れてみましょう。
- 席を立って部屋の中を歩く
- 窓の近くで外の景色を見る
- 飲み物を用意しに行く
ポイントは、休憩の時間をあらかじめ決めておくことです。「10分休んだら、次の問題を3問解く」と決めておけば、休憩後に何をすればよいか迷いにくくなります。
※疲れが強いときは、短い休憩だけで無理に回復させようとする必要はありません。その日の状態に合わせて休みましょう。
② 軽く歩いて体を動かす
長時間座って勉強していると、同じ姿勢が続き、体が重く感じられることがあります。そんなときは、「疲れたから横になる」だけでなく、短い散歩や室内での軽い歩行を取り入れてみましょう。
- 家の中や廊下を数分歩く
- ベランダや家の周囲で外の空気に触れる
- 飲み物を取りに行くついでに少し歩く
激しい運動をする必要はありません。天候が悪い日でも、室内で少し歩くだけで気分を切り替えられることがあります。
③ 肩や首をゆっくり伸ばす
問題集や参考書を長時間見ていると、うつむき加減の同じ姿勢が続きやすくなります。休憩中には、肩や首、背中を無理のない範囲でゆっくり動かしてみましょう。
- 肩をゆっくり回す
- 両腕を上に伸ばして背筋を伸ばす
- 立ち上がって深呼吸する
痛みが出るほど強く伸ばす必要はありません。勉強中は問題の内容にばかり意識が向きがちですが、体のこわばりにも目を向けてみてください。
④ 水分をとり、飲み物で気分を切り替える
休憩時間に飲み物を用意するのも、勉強と休憩を切り替えるきっかけになります。水やお茶など、自分が飲みやすいものを選びましょう。温かい飲み物をゆっくり飲む時間を作るのもよい方法です。
僕もPC作業をするときは、アイスコーヒーを用意しています。飲み物を準備してひと息つく時間が、気分を切り替えるきっかけになっています。
勉強のお供にするなら、ドリップバッグやお気に入りのマグカップなど、普段の生活に取り入れやすいものから試してみるのもよいでしょう。
毎回カフェで買う必要はありません。自宅で手軽に楽しめるドリップバッグや、普段使いできるマグカップなども選択肢です。高価なコーヒーメーカーを用意しなくても、いつもの飲み物で十分。自分が無理なく続けられる方法を選びましょう。
※コーヒーやエナジードリンクなど、カフェインを含む飲み物の摂りすぎには注意しましょう。特に夕方以降は、睡眠への影響も考えて摂取量や時間帯を調整してください。
⑤ 目を休めて遠くを見る
細かい文字が並ぶ参考書や、スマートフォン・タブレットの画面を長時間見ていると、目の疲れを感じることがあります。休憩中は画面から目を離し、意識して目を休ませましょう。
- 窓から遠くの景色を見る
- 目を閉じてしばらく休む
- 休憩中はスマートフォンの画面を見ない
目を休めるときは、ホットアイマスクを使う方法もあります。目元を温めるタイプや、繰り返し使えるタイプなどがあるため、自分の好みや使い方に合わせて選べます。ただし、特別な商品を用意しなくても、画面から離れて休むだけで構いません。
勉強やPC作業の合間に使えるホットアイマスクも、休憩方法のひとつです。使い捨てタイプは手軽に使いやすく、繰り返し使えるタイプは継続して使いたい方に向いています。購入する場合は、使い方や使用上の注意を確認し、自分に合ったものを選びましょう。
⑥ 音楽を聴くなど短時間の気分転換をする
勉強から少し離れて、好きな音楽を聴くのも気分転換の方法です。ただし、休憩のつもりで動画やSNSを見始めると、関連動画が次々に流れてきて、予定より長く時間を使ってしまうことがあります。
- 「この2曲だけ聴いたら戻る」と曲数を決めておく
- SNSを開く代わりに、画面を見ずに音楽だけを再生する
- 動画を見るなら、あらかじめ終了時間を決める
⑦ 休憩の終わりに次の勉強を決めておく
休憩後になかなか勉強を再開できない人は、休憩に入る前に「戻ったら最初にやること」を具体的に決めておきましょう。
- 臨床化学の過去問を3問だけ解く
- さっき間違えた問題の解説を2つ読み直す
- 付箋を貼ったページを1ページだけ確認する
「休憩が終わったら勉強する」と曖昧にしていると、机に戻ってから「何から始めようかな」と考える必要があります。あらかじめ作業を決めておけば、勉強を再開するハードルを下げられます。
勉強の休憩中に避けたい3つのこと
せっかく休憩を取っても、やり方によっては余計に疲れたり、勉強に戻れなくなったりすることがあります。次の3つには注意しましょう。
1. スマホを見続けて休憩が長引く
「5分だけSNSを見るつもりだったのに、気づけば30分以上経っていた」という経験はありませんか?スマートフォンは便利ですが、通知や関連動画が気になり、休憩が長引くきっかけにもなります。
- スマートフォンを机から離れた場所に置く
- 休憩時間をあらかじめ決める
- SNSを見る代わりに散歩やストレッチをする
スマートフォンのタイマーを使っても構いません。通知が気になる場合は、時計や専用タイマーなど、別の方法で時間を管理するのも選択肢です。
2. 休憩を取った自分を責める
「周りはもっと勉強しているのに、自分は休んでいていいのだろうか」と不安になることもあると思います。しかし、休憩を取ること自体が悪いわけではありません。
重要なのは、机に向かっていた時間の長さだけでなく、学んだ内容を理解できているか、間違えた問題を復習できているかという点です。疲れた状態で漫然と問題を解き続けるよりも、いったん休んでから取り組んだ方が勉強しやすい場合もあります。
3. 眠気や疲れを無視して勉強を続ける
短い休憩を取っても強い眠気が取れない、何度読んでも内容が頭に入らないという場合は、勉強を切り上げて睡眠を取ることも大切です。
特に試験直前期は焦って睡眠時間を削りたくなりますが、無理を続けることで翌日の勉強に影響することもあります。毎日同じ時間だけ勉強することにこだわらず、その日の状態に合わせて調整しましょう。
国試勉強で集中力を保つ休憩スケジュール例
休憩のタイミングがつかめない場合は、勉強する時間と休む時間をセットにしたスケジュールを試してみましょう。
| 時間配分 | 取り組むこと |
|---|---|
| 25分 | 過去問を解く |
| 5分 | 机から離れて休憩する(水分補給・目を休める) |
| 25分 | 解説を読み、間違えた理由を確認する |
| 5分 | 肩や首のストレッチ・室内を少し歩く |
| 25分 | 間違えた問題を解き直す・要点をメモする |
| 15〜30分 | 少し長めの休憩をとる |
これは、短い勉強時間と休憩時間を交互に設ける「ポモドーロ・テクニック」を参考にした一例です。必ずしも25分という時間にこだわる必要はありません。集中できる日は50分勉強して10分休憩してもよいですし、疲れやすい日は15分勉強して5分休憩する形でも構いません。
また、勉強時間を記録するときは「臨床血液学を1時間勉強した」だけでなく、「凝固系の過去問を10問解き、間違えた3問を復習した」のように、何を達成したかを振り返ると進捗が分かりやすくなります。
疲れている日こそ、復習の質を意識する
疲れている日に新しい分野や難しい計算問題を大量に進めようとすると、負担が大きくなることがあります。そんな日は、勉強のハードルを少し下げて、復習を中心に組み立ててみましょう。
- 以前に間違えた問題を3問だけ解き直す
- 解説を読み、正答の根拠を自分の言葉で説明できるか確認する
- よく混同する検査法や疾患の違いを整理する
普段から間違えた問題に付箋を貼ったり、間違えた理由をメモしたりする仕組みを作っておくと、疲れている日でも「今日はこのページだけやろう」と迷わず勉強に入れます。
過去問演習を進めるには、間違えた問題を見つけやすくして、繰り返し復習できる仕組み作りが大切です。
100均で十分なアイテム5選と、少しお金をかける価値がある学習用品3選、過去問の復習ステップをまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
→ 国試の勉強を始めて、文房具選びで迷っている方へ
科目別の過去問解説で復習しよう
さいらぼでは、臨床検査技師国家試験の過去問について、各選択肢の正誤理由や覚え方を確認できる解説をまとめています。勉強する内容に迷ったときは、1問だけ解説を読むところから始めてみてください。
まとめ|休憩も国試対策の一部
臨床検査技師国家試験の勉強に疲れたときは、無理に机に向かい続けるのではなく、上手に休憩を取り入れてみましょう。今回紹介した方法は次の7つです。
- 5〜10分だけ机から離れる
- 軽く歩いて体を動かす
- 肩や首をゆっくり伸ばす
- 水分をとり、飲み物で気分を切り替える
- 目を休めて遠くを見る
- 音楽などで短時間の気分転換をする
- 休憩の終わりに次の勉強を決めておく
すべてを実践する必要はありません。まずは今日、自分に合いそうな方法をひとつだけ試してみてください。
今日から試せる3ステップ
- 休憩に入る前に、戻ったら解く過去問を3問決めておく
- スマートフォンを机から離し、5分だけ席を立って水分を取る
- 戻ったら、決めておいた3問に取り組む
国家試験の勉強には、自分の学習スタイルに合った問題集とテキスト選びが欠かせません。
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