これから心電図を始める人には超おススメです
もう結論から書きますが、この教本はこれから心電図を始める人には超おススメの内容となっています。
下にこの本の概要を書いていますが、まずはここを見てください。
なぜおススメなのか
- 絵が多く、細かい説明がないので初心者でもわかりやすい
- 本当に緊急性を要する所見から説明してくれるので、実践で役に立つ
- 重要な所見のみを選別しているので、すぐ読める
これが僕がこの本を初心者におススメする理由です。
心電図の本は何冊も読んでみましたが、ほとんどが心電図の基準値と原理からスタートし、最初からつまずき易いものが多かったです。
しかし、この本においては最初から不整脈、次いで虚血の波形から入ります。
細かい原理は後回しで、とにかく実践に役立つ表現をしているし、それに加えてわかりやすい、読みやすいのが最大のポイントでしょう。
心電図をとっているが、どう勉強していいかわからないという人は是非手に取ってみてください。
それでは概要を説明します。
レジデントのための これだけ心電図とは
研修医必携! ! 基礎から無理なく学べる入門書
初学者のために「大事なところだけ」を簡潔にまとめました。
短時間で効率的に心電図の読み方を身に付けることができます。
みんながつまずくポイントを「わかりやすさ最優先」で解説しました。◎細かい理論には深入りしない。
◎緊急な心電図はパターン認識で判別する。
◎病態から心電図を思い浮かべる。
◎心電図と治療をセットで覚える。【主要内容】
第1章 心電図を読む前に知っておくべきこと
第2章 超緊急な不整脈
第3章 緊急な不整脈
第4章 経過観察でよい不整脈
第5章 不整脈アドバンス
第6章 虚血性心疾患
第7章 丁寧に見る心電図
第8章 複数の疾患を考える心電図
第9章 系統的な読み方と鑑別診断Amazon商品紹介より引用
出版社からのコメント
【著者の前書きより】
私が考える「良い入門書」の特徴は次の4つです。
◆初学者が学ぶべきことを、
◆初学者が学ぶべき順に書いてあり、
◆(読みやすく楽しいため)最後まで通読することができ、
◆(読み終えた後は)もっと勉強したい、専門書にも挑戦してみたいと思わせる本本書は、これから心電図を学ぼうとする人のことを徹底して考えて作られています。ですので、1ページ目から順に読んでいただくだけで、心電図について効率よく系統的に学ぶことができます。しかも、短期間で通読できるボリュームなので、大事な内容を漏れなく学ぶことができます。ぜひ本書で心電図の勉強をスタートしましょう。Amazon商品紹介ページより引用
どんな人に向いた本か
出版社も「初学者が学ぶべきことを、初学者が学ぶ順に書いている」と記載しているので、間違いなく初心者向けの一冊であるといえます。
- これから心電図を始める人
- 心電図を勉強したい人
- 電極を付けて測定だけしている人
レジデントのための これだけ心電図の口コミ
丁度よい詳しさ2018年8月11日に日本でレビュー済み
心電図入門書の王道2018年8月10日に日本でレビュー済み
良い2019年9月10日に日本でレビュー済み
初学に最適2018年8月6日に日本でレビュー済み
医学部生です。循環器の授業で初めて心電図を勉強する際に利用。
簡潔で細かいことは省いてあり、重要な部分はしっかり解説されています。
初学に最適な心電図本だと思います。何度も読み直しました。
この本の内容を8割方理解した後、羊土社の「心電図の読み方パーフェクトマニュアル」にステップアップしました。
中級者以上には別の本がおススメ
中級者以上の人に向けた本も紹介しておきます。(みんな知ってそうだけど)
口コミにもあったけど、レジデントのための これだけ心電図から心電図の読み方完全マニュアルに進む人も多いですよ。
レジデントのための これだけ心電図は買いか?
- 自分が初級者だと思う人
- 参考書を読んだけどいまいちECGの理解が深まらない人
- どこから勉強すればいいかわからない人
こういった人は是非一度手にして、勉強してみてください。心電図は読めるようになると面白いですよ。