国家試験の勉強、順調ですか?今回は、多くの受験生が「暗記が大変…」と感じる『混濁尿の鑑別(結晶溶解試験)』をテーマに、どこよりも分かりやすく、記憶に残る解説をお届けします!この記事を読めば、結晶問題が得点源に変わること間違いなしです!
🎯 なぜ?どうやる?混濁尿鑑別の思考フロー
尿が白く濁っている…!そんな時、頭の中で以下のフローを組み立てられるかが合格へのカギです。
- 尿の外観をチェック! → 沈殿物の色は?(ピンク色なら尿酸塩、白色ならリン酸塩の可能性大)
- 試験紙でpHを確認! → 酸性か?アルカリ性か?これが最大のヒント!
- pHから原因結晶を推測! → 酸性なら尿酸塩やシュウ酸Ca、アルカリ性ならリン酸塩を疑う。
- 溶解試験で確定診断! → 推測した結晶を溶かす試薬を加えて、透明になるか確認する。
基本原理は「酸性尿で出る結晶はアルカリ(KOH)で溶け、アルカリ性尿で出る結晶は酸(酢酸)で溶ける」ということです。化学の中和反応をイメージすると、グッと理解が深まりますよ!
まずはコレだけ!国試頻出マスターテーブル
国家試験では、まず以下の基本的な組み合わせが問われます。最優先で覚えましょう!
結晶名 | 出現pH | 特徴 | 最重要の鑑別方法 |
---|---|---|---|
尿酸塩 | 酸性 | 顆粒状、レンガ塵様沈殿 | ✅ 加温 (60℃) |
リン酸塩 | アルカリ性 | 顆粒状、白色沈殿 | ✅ 3% 酢酸 |
シュウ酸カルシウム | 酸性~中性 | 封筒状、啞鈴状 | ✅ 10% 塩酸 (HCl) |
炭酸カルシウム | アルカリ性 | 球形、複屈折性あり | ✅ 酢酸で気泡を発生して溶解 |
さらに完璧へ!網羅版・結晶溶解試験テーブル
基本をマスターしたら、次はより詳細な鑑別表で知識を固めましょう。他の受験生と差がつくポイントです!
結晶 | 酢酸 | 塩酸 | KOH | クロロホルム | 加温 |
---|---|---|---|---|---|
シュウ酸Ca結晶 | (-) | (-) | (+) | (-) | 不変 |
尿酸塩 | (-) | (+) | (-) | (-) | 溶解 |
尿酸結晶 | (-) | (+) | (-) | (-) | 溶解 |
リン酸塩 (各種) | (+) | (+) | (-) | (-) | 不変 |
尿酸アンモニウム結晶 | (+) | (+) | (-) | (-) | 溶解 |
炭酸Ca結晶 | (+) 気泡 | (+) 気泡 | (-) | (-) | 不変 |
ビリルビン結晶 | (-) | (-) | (+) | (+) | 不変 |
コレステロール結晶 | (-) | (-) | (+) | (+) | 溶解 |
シスチン結晶 | (-) | (+) | (+) | (-) | 溶解 |
この表の読み解きポイント
- 酢酸・塩酸で「気泡」が出たら → 炭酸塩! これは炭酸ガス(CO₂)が発生するためで、炭酸カルシウムの決定的な特徴です。
- クロロホルムに溶けるのは → 脂溶性物質! ビリルビンやコレステロールといった、脂質に関連する結晶が溶解します。
- 加温で溶けるものは複数ありますが、国試で「加温といえば?」と聞かれたら、まずは「尿酸塩」と答えられるようにしましょう。
✍️ 実践!過去問ドリルで知識を定着させよう
【過去問1:基本編】
混濁尿は透明化処理で鑑別が可能である。処理方法と対象となる混濁の原因の組合せで正しいのはどれか。
- 加温 ――― 細菌
- 3%酢酸 ――― リン酸塩
- 10%塩酸 ――― 尿酸塩
- 10%水酸化カリウム ――― 脂肪
- アルコール・エーテル混合液 ――― シュウ酸塩
正解:2
解説:これは鉄板問題!「アルカリ性尿で析出するリン酸塩は、酸である酢酸で溶ける」という基本原則を問うています。他の選択肢はすべて組み合わせが誤りです。1.加温→尿酸塩、3.塩酸→シュウ酸Ca、4.KOH→尿酸、5.有機溶媒→脂肪、と瞬時に変換できるようにしましょう!
【過去問2:応用編】
酸性尿で認められ、加温(約60℃)により溶解するのはどれか。
- 尿酸塩
- リン酸塩
- シュウ酸カルシウム
- ビリルビン結晶
- シスチン結晶
正解:1
解説:「酸性尿」というキーワードで、まずリン酸塩が除外できます。「加温で溶解」という決定的なキーワードから、答えは尿酸塩に絞られます。シュウ酸カルシウムは酸性尿で見られますが、加温では溶解せず、塩酸が必要です。このように、複数の条件から絞り込む力が試されます。
- 🔥 加温 → 尿酸塩
- 🍋 酢酸 → リン酸塩
- 💨 酢酸+気泡 → 炭酸カルシウム
- 💪 塩酸 → シュウ酸カルシウム
- 💧 クロロホルム(有機溶媒) → ビリルビン、コレステロール
この組み合わせは絶対に忘れないでください!
自信を持って解答できるよう、何度も見返しましょう。応援しています!