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臨床検査技師国家試験の勉強法と対策【みんないつから勉強してる?】

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臨床検査技師の学校に通い、夏が終わり、気づけばもう秋です。

「国家試験」が着々と近づいてきてしまった。

どうやって勉強しようか
みんないつから勉強しているんだろう

これらは受験生のみなさんは誰もが考えてしまう悩み、不安要素だと思います。

今回の記事では、国家試験の解説サイトを作製している僕の視点を中心に、サイトのアクセス数の増加(受験生の人が勉強をし始めた合図)などを元に解決していこうと思います。

この記事を読むことで
「国家試験の勉強は、どういった内容を、どのくらい、いつから始めるべきなのか」
をより明確化させることができると思います。

臨床検査技師国家試験の勉強法

過去問をひたすら解く(3年~5年分)

国家試験の問題を解いていると「あ、この問題どこかで見たな」と思うことが多々あります。

下は第70回の当サイトの一部ですが、解説は過去に出題された内容を使いまわすことも多々あります。

【臨床検査技師国家試験】第70回PM臨床検査総論【解説】

画像問題も様々な問題が出されていはいますが、過去問題を遡ると“全く同じ画像”を出題している問題さえありました。

量的には“最低でも過去3年分、できれば5年分”の国家試験問題を解けば十分かと思います。他の合格者の方の意見を見ても同様のものだと思います。

マイナビコメディカルさんの記事にも過去5年分と記載があります。

過去問から派生させて知識を蓄える

量的には過去5年分で十分ですが、質的には「ただ解くだけ」では完全に不十分です。

問題の選択肢を正しく直す勉強法は当然のことですが、そこから関連する知識を派生させて、「網羅的に」学習していく必要があります。

【臨床検査技師国家試験】第70回PM臨床化学【解説】より

なぜかというと、国家試験の過去問を解いていくと「似ているけど少し違う問題」がよく出題されているからです。

上記の問題でも、聞いてくる角度を変えられると何種類も新しい問題を作ることができます。
従って、それらに対応できるように要点をしっかり押さえて学習していく必要があるという事です。

合格率から勉強量を推測する

臨床検査技師国家試験の合格率は、過去5年間で71~80%前後と推移しています。
前年の第70回臨床検査技師国家試験の合格率は76.8%でした。

およそ毎年5000人受験して3500~4000人が合格しています。

これらの数字から考えると、受験生全体で上位70%に入る努力をすれば、数値上合格するという考え方もできます。(5000人中3500位)

臨床検査技師の国家試験は自分で言うのもなんですが、『かなり難しい』と思います。
それに従い、受験生の学力レベルも高いと思います。
学校によっては、足きりがあるところも実在していますし、その選ばれた受験生の中で上位70%に入るのはかなりの努力を要します。

友人、知人の「全然勉強していない」はあてにしてはいけません。

いかにして「合格点である120点以上を勝ち取るか」だけを考えてひたすらに過去問の反復練習です。

現役生だけで見ると80%~90%ほどの合格率を誇っていますがそれに甘えて手を抜いてはいけません。全力で勉強に挑みましょう。

臨床検査技師国家試験はいつから勉強をはじめたらいい?

受験生の時に「みんないつから勉強してるんだろ」と疑問に思うことがよくありました。

昔は今みたいにSNSが無かったので、ゼミの友人や大学内の知人だけがものさしになってたものです。

せっかくなのでこのサイトのデータから、みなさんの動向を見ていきましょう。

SAI-LABO(当サイト)のアクセス数からの推測

当サイト(SAI-LABO)のアクセス数を見ると、9月半ばあたりからPV数の著名な増加が見られています。

これはどういった事かというと、

『国家試験の解説を見る人が明らかに増えた=国家試験勉強に着手し始めた人が増えた』

ということが言えるのではないでしょうか。

縦軸の訪問者数、閲覧数はお見せできないのですが、8月に比べてざっくり3倍ほどに増えています。

10月以降、ますます閲覧数が増えていけば、それはもう「みんな勉強を始めたサイン」と捉えても問題はないかと思います。

早く勉強を始めすぎると逆に悪いって本当?

僕が学生の頃、ゼミの先輩から

「あまり早く国家試験の勉強すると、忘れてしまって逆に成績が伸びなくなるよ」

と言われたことがあります。

当時の勉強が嫌いだった僕は、これを鵜呑みにしてしまい、年明けくらいから本格的に着手し、結果奇跡的に合格はしたものの、非常に苦労したのを覚えています。

早く始めすぎたとしても、「継続」して勉強をしていれば忘れることはほとんどありません。

国家試験の勉強は「過去問題の反復と、その関連知識の収集」です。最初はそれらに時間がかかるかもしれませんが、慣れていくとその周回ペースも増していきます。
そうなってくると、あとはそのペースで本番まで継続するだけでいいわけです。

臨床検査技師国家試験の勉強法まとめ

臨床検査技師の国家試験の勉強について
「どういった内容で、どのくらいの量を、いつからすればいいのか」
を下にまとめていきます。

  • 臨床検査技師の過去問を解きまくる
  • 過去問を3~5年分、選択肢から知識を派生させ吸収していく。
  • 当サイトの統計データを元にすると、国試半年前の9月半ばから着手し始める人が多い。
  • 合格率は70%程度で考え、5000人中3500位以内に入ればOK。
    (120/200点以上で全員合格も可能だが、統計的に合格率は70~80%程度に収束している)

臨床検査技師国家試験の過去問題集を手に入れましょう。
僕のサイトの解説を見てもいいのですが、僕は教授でも先生でもありません。ただの一般臨床検査技師です。
なるべくわかりやすく解説を書くようにはしていますが、間違った内容がある可能性もあります。

ちゃんとした、問題集を1冊持っていくことを強くおススメします。

問題集を手に入れたらあとはひたすら解いていき、選択肢の一つ一つを丁寧に関連付けて吸収していきましょう。

僕のサイトは、その手伝いができたらいいなと思い作成しています。

国家試験の勉強のスタートは試験半年前の9月くらいから始めていけば十分に間に合うと思います。
自身の経験上、年明けくらいからの本格スタートでも奇跡的に合格しましたが、全くおススメできません。模試で100点すらいかず、絶望の状況で試験を受けにいき本当に後悔したのを覚えています。