臨床検査技師になるには
国家資格を取るためには、下記での要項が必須となります。
- 高校卒業過程
- 臨床検査技師養成課程のある4年生大学もしくは専門学校、短大(3年制、4年制)
大学や専門学校に入って、定められた単位を取得し国家試験に合格すれば晴れて「臨床検査技師」になることができます。
インターネット上には臨床検査技師になるための学校がたくさん掲載されていますが、学校によって国家資格への力の入れ方は全く異なります。
大学と専門学校どちらがよい?
臨床検査技師として企業で働きたい場合
おススメは、4年制の大学です。
専門学校は病院と提携した学校が多く、基本的には病院で働く人が多いと思います。
しかし、4年制の大学では企業と提携している大学も多く、臨床機器試薬会社や食品会社、化学系の企業、検査センターなど多岐に渡り就職先があります。専門学校でも当然これらの道もありますが、やはり4年制の強みは大学卒となり基本給ベースが上がることでしょう。
病院で働きたい場合
こちらは臨床検査技師養成に力を入れている4年制の大学ならいいのですが、そうでないなら専門学校や短大の方がよいでしょう。
理由としては
- 国家試験合格率が高い
- 病院実習に力を入れている
- 学生のうちから、臨床に触れる機会が多い
これらがあるからです。
短大、専門卒では給料ベースが4大卒に比べてやや低い傾向がありますが、それを補って超えるほどの「臨床の経験」が強みだと思います。
臨床検査技師のお給料ってどのくらい?
インターネットで「臨床検査技師 年収」などで調べると、臨床検査技師の年収は40歳程度で約500万円。僕が知っている限り、病院で働いている人にこれだけの年収の人は一人もいません。(技師長クラスでやっと到達するか?と思います)僕が検査センターでフル夜勤、フル残業(既定の30時間計算)で約600万円弱くらいでしたが、おそらくこういった人や、東京などの地域または地方で臨床検査技師の供給がない所は高給の場合があるのでそういった人が平均年収を跳ね上げているのではと思います。
実際のところ基本給18万~年収300万~程度が一番多いのではないかと思います(新卒)
※病院勤務の場合、市立などの公務員扱いでないと、昇給すら僅かなところが多いので、実際10年20年働いても大して変わりません。
うちの病院も上記くらいですが、検査センターも夜勤をしなければその程度なので、インターネットの平均年収は正直疑問しかありません。
企業はもっと稼げるので、僕がもし大学生に戻れたら、120%企業の就職を目指します。
結局は、技師になって何をしたいかが1番大事ですので、自分の夢を大切にしましょう。